セルフマッサージやり過ぎていませんか?
当院で実際にあった間違ったセルフケアや運動の具体例
Case6
50代女性が朝起きたら急に首が痛くて動かせなくなってしまったと来院されました。
いわゆる『寝違え』の状態で、前後左右に倒す・左右を向くどの方向にもあまり動かせない状態でした。
首だけではなく肩・胸・背中・腕にもかなり筋肉の張りが出ていたので、固くなっている筋肉を緩める施術を行っていきました。
前後に倒す動作はすぐに改善しました。
左右に倒す・向く動作も順調に改善していたのですが、途中から施術後は動作が改善するものの次の来院時にはほぼ状態が戻ってしまっている状況が何回か続きました。
患者さんに「教えたストレッチや体操はやっていますか?」と聞いたところ、「ストレッチや体操だけではなく先生の真似をして自分でマッサージもしています!」とのことでした。
そこで、自分でのマッサージはやめてもらいストレッチと体操に専念してもらうように指導したところ、左右に倒す・向く動作も改善できました。
この患者さんに限らず、胸や腕の張りから首の動きが制限されるパターンは非常に多いです。
自分でのマッサージは、力加減が強過ぎたり長くやり過ぎる傾向があります。さらに、マッサージしている方の腕や肩や胸が疲れてしまいます。
これではなかなか良くならないですよね。
マッサージは力の抜けたリラックスした状態で、知識・経験のあるプロに施術してもらう事で効果を発揮します!
当院では状態によって簡単なセルフマッサージを指導することもありますが、基本的には患者さん自身でのセルフマッサージはお勧めしていません!
マッサージはこちらに任せて頂いて、ご自身ではストレッチや体操・運動でのセルフケアをお勧めします!
最後までお読みいただきありがとうございました。