腰痛とは?パターン別の原因と対処法を徹底解説!
当院に通われている患者さんの中でも特に多いのが【腰痛】です。
今回は今までの施術経験をもとに、【腰痛】について簡単にまとめてみました。
1.そもそも【腰痛】とは?
2.【腰痛】のパターン
3.パターン別の原因と対処法
4.まとめ
1.そもそも【腰痛】とは?
よく聞くのは、『坐骨神経痛』、『脊柱管狭窄症』、『腰椎椎間板ヘルニア』、『腰椎すべり症』、『腰椎圧迫骨折』などたくさんの傷病名があります。『ギックリ腰』なんて言い方もあります。
【腰痛】とは全てをひっくるめて、《腰に痛みがある状態》ですよね。
一言で【腰痛】と言っても色々な原因と症状があります。原因が違えばそれぞれに効果的な対処法も違ってきます。
まずは自分の【腰痛】は何が原因なのかを見極めないとなかなか改善できないと思うんです。
そこで【腰痛】の症状を自分なりにいくつかのパターンに分けてみました。
2.【腰痛】のパターン
① じっとしていてもズキズキと痛む
② じっとしているとズーンと重たい(時間が経つにつれて重たくなってくる)
③ 朝の起き上がり・座位からの立ち上がりで腰が伸びない(腰を反ると痛い)
④ 前屈みで腰が痛い
⑥ お尻~足にかけて痺れる
細かく言えばまだまだ色々な症状がありますが、おおまかに分けるとこんな感じです。
次の項ではパターン別の原因と対処法を簡単に紹介します!
3.パターン別の原因と対処法
① じっとしていてもズキズキと痛む
いわゆる『ギックリ腰』と言われる筋肉を損傷して炎症が起こっているパターンです。
まずはアイシングが必要です。(1回につき15~20分が目安。冷やし過ぎは×)炎症が治まるまでは患部を直接刺激せずに、コルセットなどで患部の負担を減らし炎症が治まるのを待ちます。(だいたい2~3日)
炎症と痛みが治まってきたら患部を温めたり、徐々に腰やお尻のストレッチ・運動で血行を良くするのがいいかと思います。
② じっとしているとズーンと重たい(時間が経つにつれて重たくなってくる)
腰の筋肉が固くなり血行が悪くなっているパターンが多いです。
患部を温めたり、腰やお尻や下半身のストレッチ・運動で血行を良くすることをお勧めします!
③ 朝の起き上がり・座位からの立ち上がりで腰が伸びない(腰を反ると痛い)
お腹の筋肉が固くなり腰が伸ばしにくくなって痛みが出るパターンが多いです。
腰よりも先にお腹の筋肉を緩める必要があります。
お腹を温めたり、筋膜の繋がりを利用して内もものストレッチをすることをお勧めします!
また、首の前側の固さが影響している場合もあるので、合わせて首を後ろや斜め後ろに倒すストレッチも効果的かと思います。
④ 前屈みで腰が痛い
お尻や太ももの裏の筋肉が固くて痛みが出るパターンが多いです。
腰よりも先にお尻や太ももの裏の筋肉を緩める必要があります。
お尻や太ももの裏のストレッチだけでなく、ふくらはぎのストレッチや足の裏のケア(青竹ふみやゴルフボールなどで刺激する)もお勧めします!
⑤ 腰を捻ると痛い
この症状はお尻とお腹の固さが原因で痛みが出るパターンが多いです。
③と④の対処法の組み合わせが有効かと思います。
⑥ お尻~足にかけて痺れる
この症状の原因は骨と筋肉に分かれます。
『脊柱管狭窄症』や『腰椎椎間板ヘルニア』など骨の変形や骨格の異常が原因の場合は、セルフケアでの改善は難しいかと思います。
ただし、筋肉の固さが原因でしびれている場合には腰やお尻を温めたりストレッチをする事で改善は期待できます。
また『脊柱管狭窄症』や『腰椎椎間板ヘルニア』と診断された方でも、筋肉を緩める事でしびれが改善された方はたくさんいます。痛みのない範囲でできるストレッチをお勧めします!
※ストレッチに関しては色々なやり方があり、ここで紹介するとかなり長くなってしまうので、また別の機会に改めてご紹介できればと考えています。
4.まとめ
今や【腰痛】は『国民病』と呼ばれるほどたくさんの人を悩ませる症状です。
早めに正しい対処をすればひどくならずに済みますが、ひどくなってからでは改善するのに時間がかかります。これではすごくもったいないです!
個人的には腰に痛みを感じた時はなるべく早い段階で整骨院などを受診されることをお勧めします!(素人判断で【腰痛】を悪化させてしまった患者さんをたくさん診てきているので…)
ただ、忙しくてなかなかすぐに受診できない方もいらっしゃるかと思います。
そこで今回は少しでも参考になればとまとめてみました。
これはあくまでも今までの施術経験をもとに個人的な見解を簡単にまとめたものですので、全ての人に当てはまるわけではありません。
参考程度に読んで頂ければ幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。